君の「わからない」が僕にはわからない。
理系科目(というか、主に数学と物理)が苦手になったのは
高校生になってからのこと。
それまでは、好きだった…いや、
少なくとも苦手ではなかった…はず。
他人のせいにするのは良くないことだ
ということはよくよく承知しておりますし
結局は自分の努力次第だということもわかっているのですが。
でも、やっぱり、先生って重要だと思うのです。
どうにもこうにもわからない問題があって
(数学の微積…今やもう絶対解けない。)
解答を見ても教科書を見ても参考書を見ても
はたまたグーグル先生に訊いてもわからなかったので
仕方なく、数学の先生に訊きにいったときのこと。
私「どうしてこの式をこう変形できるのかがわからなくて…」
先生「え?できるでしょ、普通に」
私「え…えっと…〇〇をXXに置き換えるところが…」(タジタジ)
先生「え?君の「わからない」が僕にはわからないんだけど。」
いやー。妙に潔かった。
もう、名言だわ。
雲の上の人って感じ(違う?)。
結局、その後、
家庭教師の先生に(最初からそうすれば良かった)解説していただいて
あっさりと解決したのでした。
当たり前といえば当たり前だけれど
先生だって全知全能の存在ではないし
教えることに対して向き不向きもあるのだろうし
やっぱり相性もあるだろうし。
って、今では理解できるけれど、
当時の私にとっては衝撃的だったのでよく覚えています。
(根に持っているわけじゃないよ!)
そんな私も、
大学に進学して家庭教師のバイトをはじめて…
生徒さんに対して「ここ?ここで躓くの?」って
思ってしまうこともあったりしたのだけれど
その度に、先生の名言が頭をよぎり…
これじゃだめだって思うことができたわけで。
人生全ての経験に意味があるんですね。(大袈裟?)
良い週末を♡